課程博論題目一覧

大学院博士課程後期を修了し、日文研究室を巣立っていった大学院生たちの課程博士論文題目一覧です。

2023年度
Dewi Anggraeni 「戦前・戦中の日本人作家による南方表象の研究―インドネシアを中心に」
矢吹文乃「寺山修司演劇の再演に関する研究 ―アダプテーションの視座から―」
秦光平「日本現代文学における〈いじめ〉表象の研究」
顧宇豪「陽成院関係歌合の研究」

2022年度
阿部翔太「村上春樹研究─「音楽」という方法─」

2021年度
倪楽飛「遠藤周作文学の宗教性―ヴィクトール・フランクルのロゴセラピー(実存分析)を視座として─」
北原沙友里「惟明親王歌の研究」
張備「田村俊子研究―女性雑誌『女聲』を中心に―」
母丹「中国における宮沢賢治文学の受容」

2020年度
余盼盼「遠藤周作文学の研究─宗教・ジェンダー・〈痕跡〉─」
渡橋恭子「三条西家『源氏物語』注釈書群における『河海抄』の享受に関する研究」

2019年度
DALMI KATALIN「村上春樹文学と魔術的リアリズム」
竺銀児「『源氏物語』と『維摩経』―末摘花巻・蓬生巻の読解を中心に―」
福岡依鈴「初期豆男物の系譜と趣向の研究」
萬田慶太「プロレタリア文学のサークル活動の研究」

2017年度
出木良輔「日本近代文学に見る〈教員〉像と教育言説の研究」

2016年度
加藤伸江「『源氏物語』の研究―物語空間へのアプローチ―」

2015年度
大西永昭「「中期」芥川龍之介文学の研究―売文業者・芥川龍之介―」

2011年度
末柗昌子「浅井了意『可笑記評判』の研究
中元さおり「三島由紀夫研究─時代との交錯」
長福香菜「明治御歌所派歌壇の研究―高崎正風・税所敦子を中心に―」

2010年度
島田隆輔「宮沢賢治研究 文語詩集の成立―鉛筆・赤インク〈写稿〉による過程―」
佐伯友紀子「「西鶴独吟百韻自註絵巻」の基礎的研究―俳諧観の研究から内容論へ―」

2008年度
LEONG YUT MOY「夏目漱石研究―初期作品における語りに関する比較文学的考察―」

2007年度
新居和美「『とりかへばや』享受史についての研究」
吉田敬「荒川洋治の現代詩研究―虚構と隠喩―」

2006年度
二宮智之「夏目漱石研究―小品の独自性と可能性―」

2004年度
山下悠水子「三島由紀夫研究―〈方法論〉模索の軌跡―」
小川陽子「『源氏物語』享受史についての研究―続編としての『山路の露』『雲隠六帖』を中心に―」

2003年度
蔵本朋依「幕末期の防長における出版活動の研究」
鄭寶賢「井伏鱒二研究―その社会認識の生成と変容―」

2002年度
朝倉和「絶海中津の基礎的研究」
猪川優子「うつほ物語の構想と主題―背景としての歴史叙述―」
相川直之「芥川龍之介研究―芸術至上主義の超克―」
山根由美恵「村上春樹研究―物語不在の時代の<物語>―」

2001年度
山下航正「夏目漱石研究―その文学的変遷―」
赤迫照子「『源氏物語』宇治十帖研究」

2000年度
正本すい子「『藤簍冊子』和文の研究」
岩城裕之「方言語彙の個人性と社会性」

1999年度
塚本章子「樋口一葉の文学とその時代―「おのれも知らぬ心のそこに怪しうひそむ物のありて」―」
磯貝淳一「平安時代後半期における和化漢文資料の国語学的研究―用語・用字を通して見た資料の諸相―」
高木伸幸「井上靖研究―「孤独」と「熱情」の展開―」
藤川巧和「『明月記』の研究」

1998年度
村瀬良子「大江健三郎研究―音と言葉の臨界点―」
橋村勝明「中世に於ける漢文訓読語についての研究―真名本の用字法との関わりを中心として―」
具惠卿「今様の研究―その創作方法を中心に、和歌との関連からのアプローチ―」

1996年度
安道百合子「中世物語の研究―『夢の通ひ路物語』を軸として」

1993年度
欒竹民「中国語との比較による奈良平安鎌倉時代に於ける漢語の意味変化に就いての研究」